地域福祉活動

WAVE

地域福祉を進めるための取り組み

現状認識

少子高齢・人口減少、地域社会における繋がりや支え合い機能の脆弱化等、社会構造の変化の中で、人々が様々な生活課題を抱えながらも住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう、国においては、地域住民等が支え合い、一人ひとりの暮らしや生きがい、地域をともに創っていくことのできる「地域共生社会」の実現を目指しています。

また、これを具体化するため、平成29年6月に公布された社会福祉法(平成30年4月施行)に、地域福祉推進の理念を明記するとともに、包括的な支援体制を整備することを市町村の努力義務であると規定し、以降、モデル事業の実施等を通じて、市町村における地域住民相互の支え合いの体制づくりや関係機関の連携による包括的な支援体制の整備を進めてきました。

さらには、この包括的な支援体制の全国的な整備のための具体的な方策を検討するために設置された「地域共生社会に向けた包括的支援と多様な参加・協働の推進に関する検討会(地域共生社会推進検討会)」での「最終とりまとめ」や、モデル事業の成果等も踏まえつつ、市町村において、既存の相談支援や地域づくり支援の取り組みを活かし、地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、「①相談支援」、「②参加支援」、「③地域づくりに向けた支援」を一体的に実施する「重層的支援体制整備事業」の創設等を包含した「改正社会福祉法」が令和3年4月に施行されました。

今後も地域福祉推進の中核として、各市町社会福祉協議会がその役割を果たし、地域住民からの期待に応えていくためには、身近な圏域における住民主体による福祉活動の推進と支援、市町における包括的相談支援体制への参画をより一層積極的に進めていくことが求められます。

主な取り組み

佐賀県社会福祉協議会では、「地域共生社会」実現に向けて、各地域での包括的支援体制整備を推進するため、各市町社会福祉協議会、民生委員・児童委員等、様々な団体や地域住民等との連携・協働のもと、求められる支援や新たな取り組みの実践を図り、地域住民がともにつながり、支えあう地域づくりを推進しています。

主な取り組みは次のとおりです。

地域の課題把握と解決のための取り組み充実への支援
  • 先進地事例の調査研究
  • 各地の社協における実践等の情報提供
  • 市町社協事務局長を対象とした会議の開催
  • 市町社協地域福祉担当者を対象とした会議の開催

市町社協の適正な法人運営支援と市町社協役職員の専門性の向上
  • 市町社協への個別訪問活動による運営支援
  • 市町社協職員の専門性を高める研修会の開催
  • 市町社協役員を対象とした研修会の開催
  • 会計処理や諸規程の整備等法人運営全般に関する相談対応

福祉教育・ボランティア活動の推進
  • 市町社協における福祉教育担当者を対象とした研究会の実施
  • 県内ボランティア活動の情報収集と情報提供
  • ボランティア活動に関する研修会の開催
  • ボランティア活動のための環境整備

災害時の被災者支援のためのボランティア活動の体制整備
  • 市町社協災害ボランティアセンターの設置運営に関する研修会の開催
  • 災害ボランティアセンターで活用するICTに関する研修会の開催
  • 災害ボランティア活動に活用する資機材(ストックヤード)の管理
  • 被災者支援のための各種体制整備

民生委員・児童委員活動の支援
  • 民生委員・児童委員を対象とした研修会の開催
  • 民生委員互助共励事業の運用
  • 民生委員制度や委員活動の理解促進
  • 佐賀県民生委員児童委員協議会の設置運営
お問い合わせ
まちづくり課
電話番号: 0952-23-2145
ファクス: 0952-25-2980
 メール: chiiki@sagaken-shakyo.or.jp
受付時間: 月曜~金曜(8:30~17:15)
※土・日・祝日、12/29~1/3は休業